住宅ローンを選ぶ際、
家計を考えると返済額はできるだけ低く抑えたい
という方も多いのではないでしょうか。
固定金利型、固定金利期間選択型、変動金利型を比較すると、
変動金利型の返済額が少なく見えてしまいます。
変動金利型の住宅ローンは、金利は半年ごと、返済額は5年ごとに見直され、
金利が上昇すると、返済額が増える可能性があるといわれています。
インターネットで調べてみると、21 世紀に入ってから金利は低下傾向が続き、その後も低く推移しています。
ニュースでは、日本銀行はゼロ金利政策を継続する方針であるなど、
金利は上昇しにくく、変動金利型の住宅ローンでも問題ないのでは
と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、変動金利型の住宅ローンを利用する場合、
今後、どのような場合に金利が上昇し、返済額が増えてしまう可能性があるのかをご紹介します。
変動金利型住宅ローンは
日本銀行がコントロールする短期金利に連動
カギは景気回復
住宅ローンの金利は主に
①変動金利型
②固定金利期間選択型
③固定金利型
の3つのタイプに分けることができます。
変動金利型は短期金利の影響を受けやすく、固定金利型は長期金利の影響を受けやすいといえます。
日本銀行は物価の安定を目的に金融政策を実行しており、
2013 年4月、黒田日銀総裁が、消費者物価年2%上昇を目標に掲げ、
この目標を達成するまでは、ゼロ金利政策を維持することを表明しました。
アベノミクス効果もあり、消費者物価は下落トレンドを脱却し、
緩い上昇に転じ、2017 年1月から 39 カ月連続で上昇しましたが、
消費者物価年2%の上昇には至っておらず、
ゼロ金利政策(一部、マイナス金利政策)は維持されています。
さらに、新型コロナウイルスによる影響もあり、
2020 年4月以降、消費者物価は下落または横ばいの状況が続いており、
当面、政策金利を引き上げる要素は小さくなったと考えられます(2020 年 10 月時点)。
言い換えれば、景気が回復し、成長軌道に戻り、
消費者物価前年同月比2%上昇が一定期間継続すると、
短期金利が引き上げられ、
その結果、変動金利型の住宅ローン金利も引き上げられる可能性が高くなると考えられます。
国債が増発されると供給過多となり、債券価格が下落しやすく、金利は上昇しやすくなります。
ただし、日本銀行が国債を大量に購入することで、需給の悪化を防止しています。
2020 年 10 月現在、日本銀行は 10 年物国債金利が0%程度で推移するよう、
保有残高の増加額年間約 80 兆円を目途として、
長期国債の買い入れを行う方針を示しています。
日本銀行の資金循環統計「国債等の保有者別内訳」によると、
国債のうち、日本銀行が 47.7%を保有しています(2020 年6月末速報)。
日本銀行以外では、
銀行等 14.5%、
生損保等 21.1%、
公的年金 3.7%、
年金基金 3.1%等、
国債の多くは国内で買われています。
つまり、日本国民が、預金や保険等を通じて、
国債を購入している割合が多いことを意味します。
一方、海外は 7.4%にとどまっています。
参考までに、2020 年4月現在の米国債は、
FRB(アメリカ・連邦準備制度理事会)の米国債保有額が約3兆 7,900 億ドル、
国外の保有額が約6兆 9,000 億ドル(うち、日本約1兆 2,600億ドル)となっており、
アメリカの中央銀行に比べて、国外保有のほうが多くなっています。
国債が大量に売却されると、債券価格が下落し、金利が上昇しやすくなるため、
安定的に国内で保有されているほうが、国債の価格が安定し、
結果として金利も安定しやすいと考えられます。
言い換えると、国債の発行増加、日本銀行による購入の減少(または売却の増加)、
国内保有減少・海外保有増加など、
複数要因の同時発生や大規模な方針転換等により国債の需給が悪化すると、
金利が上昇する可能性が高まると考えられます。
10 年もの国債は長期金利の指標とされており、
固定金利型の住宅ローン金利に影響を及ぼします。
既に固定金利型で住宅ローンを組んでいる人は影響を受けませんが、
新たに住宅ローンを組む人、借り換えをする人、
固定金利期間選択型の住宅ローンの場合には影響を受けることになります。
なお、長期金利の上昇に引っ張られ、短期金利も上昇しやすくなるという点で、
変動金利型の住宅ローン金利にも間接的に影響する可能性があります。
まとめ 住宅ローンの変動金利、気になる今後の動向は?
いかがでしたでしょうか。
変動金利型の住宅ローン金利は当面の毎月返済額が少ない点で、
家計に魅力的ですし、現在の状況を見ると、暫くの間は、低金利が続く可能性が高いと考えられます。
しかし、新型コロナウイルスのように、全くの想定外の出来事、
可能性が低いと思われる出来事が現実に起きて、
金利が上昇する可能性もあります。
変動金利型の住宅ローンを検討する際は、
金利上昇リスク、返済額の増加リスクを理解し、
長期にわたって安心な資金計画にすることをお勧めします。
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